ハロウ、コロCAMディス
マイクロフォーサーズ最初のレビューは、超コンパクトな中望遠レンズ、Panasonic LUMIX G 42.5mm F1.7
せっかくマイクロフォーサーズ最初のレビューなのではっきり言いますけど、こんな良い規格はなかなか無い!
マイクロフォーサーズは、サイズ、AFを含むボディ性能、価格、どれをとっても初心者からベテランまでオススメできる超優秀な規格。何ていうんですかね、価格とサイズと性能のバランスが凄く良いんですよね
PanasonicとOlympusの共同規格ってのもかなりポイント高くって、同じような画角でも選択肢が沢山ありますし、描写のクセ含め特徴豊かなレンズが盛りだくさん
危ない、マイクロフォーサーズ愛を語りだすと趣旨が変わってしまうッ!
話をレンズに戻しますが、カメラを始めたばかりの初心者には扱いづらい中望遠レンズ
しかし、これほど簡単にインパクトのある写真を撮れる画角はありません
そもそも、なんで初心者にとって中望遠は扱いにくいのか。ズバリ、全体像を頑張って写そうとしているからに他なりません
写真は自由なので、別に全体を無理に写す必要はありません。そういう大事なことを教えてくれる、写真の腕を磨くために超オススメのレンズです
マイクロフォーサーズのレビュー&作例一覧はこちら↓
外観・操作性
ピントリングのみで超シンプル。外装はプラスチック感ありますが、塗装も丁寧でそこまで安っぽくはありません
特に特筆することも無いですが、シルバーとブラック2種類用意されてるのもポイント高いですよね。私?当然両方買いましたよ?
サイズ・重量
マイクロフォーサーズ規格の利点を最大限に生かしたようなレンズで、重量130gで全長わずか5cmの超軽量コンパクトサイズです
現行のレンズで、換算85mm付近の中望遠、重量150g以下なんてものは、恐らく他のメーカーには存在していません
ちなみに、上の写真は絶好調に売り上げを伸ばしているSONYのフルサイズミラーレスとマイクロフォーサーズ機のレンズのサイズ比較です
どちらも純正で最も小さい換算85mm付近の中望遠レンズですが、その差は歴然
ちょっとマニアックですが、実焦点距離が半分で済むマイクロフォーサーズは、望遠をコンパクトにするには有利な規格と言えます
個人的にオススメの入門用ミラーレス機、Panasonic GF10辺りと組み合わせると超小さい中望遠システムの完成です
気負いせずにカメラを楽しみたい人にはマイクロフォーサーズは本当オススメですね
機能
写真の通り、相当近くまで寄ってもピントが合います
料理とかで使う場合、全体を写すためには中望遠レンズなので距離を取らなければならないため、得意とは言い難いです
一方、一部だけ写してインパクトある写真を撮るのは得意ですので、特性を理解して使えばカメラライフの強い味方になること間違いなし
あと、手振れ補正も思ったより強力で、普通に3段分くらいは効いてるんじゃないですかね
手ブレしやすい望遠寄りのレンズですので、手振れ補正のサポートは嬉しいところです
また、ピントが合う速度も早いです。PanasonicのミラーレスはAF性能が良いこともあって、初心者でも難しい設定無しにそこそこ良い感じの動体写真が撮影可能
私がPanasonicのミラーレスを初心者にオススメする理由は色々あるんですが、AF性能もその1つですね
上の写真はPanasonicのGM1っていうファインダーも無い2014年の型落ち超コンパクトミラーレスで撮ってますが、古い機種でも結構AFが追い付くんですよ
正直、もっと新しいCANONのEOS KISS Mくらいは追いつきますし、OlympusのPen E-PL9やE-M10mk3よりは明らかに上のAF性能です
当然、実質の後継機であるGF9やGF10なら、もっとシビアな条件でも普通にピントが合います
正直、CanonのEOS KISS MやOlympusのPenシリーズ等の入門用ミラーレスより明らかな優位点ですので、これだけでも私はPanasonic推し!
画質
正直、解像度も高くてボケも癖なくなだらか。べた褒めが続きますけど、凄く良いんじゃないですか?
サイズからは考えられないってありきたりな表現ですけど、本当にサイズからは考えられない描写をするんで仕方ないじゃない
他のレンズとの比較
1. OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
Olympus版の似たようなレンズですね
少しだけOlympusの方が小さいですが、手振れ補正がついていないのと、Panasonicの方が被写体にかなり寄ってもピントが合うので、こだわりが無ければ積極的に選択する必要は無いですかね
2. Panasonic LEICA NOCTICRON 42.5mm F1.2
価格も4倍と比較対象か微妙ですけど、マイクロフォーサーズの中望遠レンズでボケと解像度を求めると、Leica銘を携えたこいつは魅力的かもしれません
でも、冷静に考えてほしいのがこれ10万円を楽々超えてるんですよね。デカいし、ちょっとAF速度遅いし
例えば、上でレンズのサイズ比較をしたSONYのフルサイズ用中望遠レンズのSEL85F18は6万円以下で買えます
正直解像度も互角以上ですし、しかもフルサイズ用レンズの方がもっとボケるので、このレンズが視野に入るならフルサイズに手を出して良いと思います
もちろん、マイクロフォーサーズで突き通す覚悟で画質を追及するなら、この選択肢は悪く無いんですけどね
どうしても気になるなら、先にレンタルで試してみても良いかも知れません
まとめ
マイクロフォーサーズ機ならではかつ、全メーカーを見渡してもとてもオススメできる中望遠レンズです
写真はカメラ本体の性能よりレンズって言いますが、まさにそれを実感できる素晴らしい一本ですよ
というわけで、レビューでした
またね☆
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