どうも、コロCAMです
SEL100400GMに続いて、2回目のG Masterレンズレビューです。前回同様、カメラ中級者以上というか、沼の住人&入居予定者向けの記事です
SEL100400GMと2本合わせてで40万円オーバーって普通にもう頭オカシイとかじゃなくてアホですが、もっと飛んでる人は1本で100万超えてるレンズ買ったりしてますからね
思考回路がショート寸前どころかショートした後の世界に生きてるんでしょうね
このページを見ている人の多くは、そういう偉人変人を尻目に、「まだ俺は大丈夫」とか、「確かに、絶対に必要なアイテムだとは言えないかも知れない。だが、絶対に要らないとも決して誰にも言えやしないっ」とか考えてるショート寸前の人も多いでしょう
まぁ、自分に言い訳すらしなくなったら終わりですからね。ちなみに、私はもう終わったので大丈夫ですけどね (錯乱)
ジャア、レビューニ逝ッテミヨー
第1回目のGMレビュー、SEL100400GMに関してはこちら↓
https://korokorocam.com/sel100400gm-review/
外観・操作性
広角レンズってこともあって、スイッチ類はシンプルにAF/MFの切り替えスイッチとフォーカスホールドスイッチだけ。SEL100400GMのようにごちゃごちゃしたりはしてません
ズームリングは、SEL24240やSEL70300Gより軽く、TamronのEマウント用標準ズームA036なんかよりは少し重いですね
自重で伸びることも無いですし、個人的にはかなりバランスの良い調整だと思います
操作性や外観に関して、個人的には毎度のごとく特に不満はありません
ちなみに、形状的に前玉周辺の外装部分はぶつけたりしやすいので、私はシリコンリングを巻いて保護しています
ズームリングの位置を固定するのにも使えるので、オススメですヨ
サイズ・重量
レンズ名 | 最大径×長さ (mm) | 重量 (g) |
SEL55F18Z | 64.4×70.5 | 281 |
Tamron A046 (17-28mm) | 73×99 | 420 |
SEL1635Z | 78×98.5 | 518 |
SEL24105G | 83.4×113.3 | 663 |
SEL1635GM | 88.5×121.6 | 680 |
SEL135F18GM | 89.5×127 | 950 |
SEL2470GM | 87.6×136 | 886 |
SEL70300G | 84×143.5 | 854 |
写真の通り、サイズ的にはSEL135F18GMあたりとそんな変わりません。でも、重量は300g近くかなり軽いので、使用時は結構な差を感じます
SEL2470GMも同様に200g以上重たいので、持ち比べると結構差を感じる程度には軽いです
SEL1635Zと比べてもそこまで変わらないので、サイズ重量共に相当健闘していますね
売り払ってしまったので手元に無いのですが、SEL24105Gがサイズも近く重量もほぼ同じなので、ハンドリング的には近いかな
個人的な感覚であれですが、容量が増え続けていることで話題の健康ミネラル麦茶一本分くらいの重量なので、旅行とかに持って行って観光地を歩き回るとき、苦じゃないかな?と思うギリギリラインってところですね
EマウントのAPS-Cから入ってステップアップしてきた人もいると思うので、無慈悲なサイズ比較です
「あぁ、ここまで来ちゃったなぁ・・・」と遠い昔を思い返すような気持ちで見て頂けると幸いです
画質
本当秀逸ですっていうか、必要十分ってやつ?
開放でも十分周辺まで安定しているので、微妙に暗いところでノイズ発生させるくらいなら下手に絞らない方が良いんじゃない?と思うくらいです
このページを見ている方はある程度知識のある方が多いと思いますので細かいところは省略しますが、フルサイズで焦点距離16mmの場合、全く絞らないF2.8でも約3m程度離れた場所にピントを合わせれば無限遠までピントが合います
過焦点距離ってやつですな
そのため、足元とか近いところが写らないように注意し、ピント位置さえ間違えなければ開放でもパンフォーカスのように撮影することができるので、画質も開放から安定していますし、さほど抵抗無くF2.8で使っていけると思います
もっとも、カメラの高画素化が進んだ今となってはあくまで目安でしかないですが、その辺はまぁ、細かいことは毎度のごとく気にしないでください
でまぁ、GMレンズっていうだけあってボケ方もなだらかで非常にキレイなので、広角ズームとは言えボケにくい広角側だけ使うのはもったいないですよ
望遠側も広角ズームとは思えないくらいシャープなので、ボケも利用しながらガンガン使わないと損ですね。ちなみに、望遠端の解像度はこんな感じ↓
見ての通り、葉脈までしっかり写ってます。開放で撮影してこれですからね
凄いぞ、G Master!
機能性
F2.8なんで、手持ちでの夜景撮影とかも得意なレンズですね。手ブレ補正はついてませんが、広角だとそもそも手ブレにそこまでシビアではないので、夜景でも十分抑えたISOで手持ち撮影可能です
また、AF性能は爆速です。広角なのでそもそもそんなAF性能を求められることも無いかと思いますが、全レンズ中でも最速の部類でしょう
サイズが少し気になりますが、結構寄れるので以下の通りテーブルフォトとかでも使えますし、対応できる撮影範囲で言えば相当広いんじゃないでしょうか
SEL1635ZとA046、ぶっちゃけどれがオススメ?
比較レビューってほどじゃないですけど、迷っている人も多いと思うので私見をつらつらと書いてみたいと思います
なぜ、オイラはSEL1635GMを選んだのか?
1. SEL1635Zとの比較
結構悩ましいですよね、これ。正直、SEL1635GMが健闘しているせいでサイズ重量はそこまで大きな差とは思いません。α7Ⅲとの組み合わせで約1.3kgと約1.2kgですからね
画角は一緒なので、目立った違いは明るさと価格です。SEL1635GMが1段明るく、そして、価格は倍以上違います
星空撮影とかではなく普通の昼間の景色撮影とかに使用する場合は絞ることも多いと思うので、人によってはF2.8を使うシーンは少ないかも知れません
また、画質に関しても望遠端はSEL1635Zは開放だと微妙に甘くなるものの、広角側はSEL1635Zも十分優秀
まぁ、画質は人によって求めるレベルが違うので一概には言えませんけど、少なくとも私は、広角側はSEL1635Zでも満足できます
とはいえ、価格以外でSEL1635Zが優れている点って正直微妙にサイズ・重量が小さいことくらいしかないのもまた事実
この2本だと、やっぱり個人的には明るさと望遠側の画質に2倍払えるかどうか。本当財布との相談ですね
ちなみに、私は旅行に行くとき、ホテルの室内での子供撮影なんかはSEL1635GMの望遠側で済ませることが多いので、私にとってはSEL1635GMの方が価格を加味しても魅力的でした
2. Tamron A046 17-28mmとの比較
一方、Tamron A046 17-28mmは、肝心の広角側が削られているうえにズーム倍率わずか1.65倍
オマエ、本当にズームレンズか?と聞きたくはなるものの、同じF2.8同士なのに重量は200g以上違います。さすがの軽さとサイズは超魅力的
実際、初めて実物を見たときはちょっと衝撃でした。え、こんな小さいの!?って素直に思いましたもんね
広角レンズは広角側しか使わない人も多いと思うので、SEL24105GやTamron A036 28-75mmあたりと組み合わせ前提ならA046はとても魅力的です。広角側の1mmと引き換えに、価格、サイズ重量が大幅に有利
この辺は、持っているレンズ次第の部分もあるので自分のスタイルに合わせて選ぶべしっですね
参考までですが、私はA036を持っているものの、あくまで自宅用。水族館など明確に必要を感じない場所には荷物を増やしたくないので持っていきません
お出かけレンズを選ぶとき、ズームレンズで考え出すと広角・標準・望遠の3本とか、撮れない画角が無いように組み合わせがちですよね
でも、単焦点を使っていれば分かると思いますが、別に焦点距離を埋める必要って全く無いんです
私の場合、旅行の時とかはだいたい広角レンズと望遠レンズを組み合わせて持っていきます
SEL70300Gとなら2本で済ませますし、SEL100400GMを持っていきたいときは、単焦点のSEL55F18ZかSEL85F18で35-100mmの範囲を補って3本体制です
まぁ、完全な個人的意見ですが、重量だけじゃなくボケとか暗いシーンとかを考えると、標準ズームを持っていくより単焦点が1本ある方が有利だと感じてます
そのため、広角レンズの望遠が35mmか28mmかの差は私にとって結構大きく、望遠側が28mmまでしかないと標準域の空白がさすがに大きいですし、レンズ交換の頻度が増えて煩雑
なので、私なら迷わずA046よりSEL1635GMを選択します。財布がっ
まとめ
GMの名前も納得の超高画質広角ズームレンズ。厄介なことに、欠点も値段くらいしかないという人を沼に引きずり込む妖怪のようなレンズ
気になったら抜けられないのが沼ですんでね、お待ちしてますよ。ふふふ
またね☆
第1回目のGMレビュー、SEL100400GMに関してはこちら↓
https://korokorocam.com/sel100400gm-review/
SONY Eマウントのレビュー&作例一覧はこちら↓
https://korokorocam.com/e-mount/