以前PanasonicのGF10で同じ記事を書きましたが、今度はSONY編!
第1回のPanasonic編はこちら↓
https://korokorocam.com/gf10-setting-color/
というわけで、α6400を使って同じことをやってみました
写真を編集するのは面倒だけど、キレイに撮りたい人必見!
カメラ設定をちょこっと変えて、簡単にキレイな写真を手に入れましょう
ちなみに、同世代のα7Ⅲやα6100はもちろん、ちょっと前のα6300とかフラッグシップのα9とかでも基本的には同じ設定ですので、最近のSONY機ならどれでも対応可能です
下準備
絞り優先モードへの変更
※この項目はPanasonicの記事と同じ、デス!コピ、コピ、コピペ!!
ミラーレス、買って良く分からないから初期設定のままで使ってる人も多いと思いますが、オートのままだと今回行う設定が反映されません
とりあえず、撮影モードを初心者に最もオススメな「絞り優先モード」に変更しましょう
絞り優先モードにするのはとても簡単です。上の写真で黄色い〇で囲ったAの文字にモードダイヤルを変更する、それだけです
メーカーによってはAvという表記の場合もありますが、同じ意味です
絞り優先モードって何?コワくない?
心配は要らない、恐れることは何も無いさ!
まぁ、ここもPanasonicの記事と重複というか、今回の記事は全体的にダイナミックなコピペを披露するんでヨロシク
絞り優先モードっていうのは、絞り値 = ボケの量 だけ自分でコントロールして、あとはカメラに任せますっていう設定のことです
で、最初から付いてたキットレンズのSELP1650や広角レンズ、F1.8程度の広角~標準単焦点であれば、無理に絞り値もコントロールする必要はありません
人物撮影の場合、適度に距離が離れるため、背景が消え去ってどこで撮ったか分からない、なんて不便なほどボケたりはしません
ちょうど人物が強調されつつ場所がどこか分かる程度にキレイに撮れます
もちろん、景色にピントを合わせてそのまま撮っても特に問題ありません。ボケることなくキレイな景色が撮れるでしょう
で、料理とかを撮るときは近づいて撮るので、自然にボケてくれる。一眼らしい雰囲気ある写真が撮れます
正直、よく分からないうちは一番ボケる設定にしたまま、一切さわらなくても普通に使えてしまうんです
要するに、初心者はシャッターボタン以外さわる必要が無いモードです
センサーサイズがそこそこ大きいので結構ボケはしますけど、困るのは集合写真を撮るときなど、2人以上が前後に並んだ状態で撮影するときくらい
ちなみに、完全なオート設定、SONYだとAUTOと書かれたアイコンだと、明るさだけでカメラが判断し勝手にボケ具合とかも変えられてしまうので、逆にコントロールが難しくなります
実際、先ほども話した通り絞り優先なら何も設定しなくても多くのシーンで不便はないので、オート設定は個人的には全くオススメできません
絞り優先モードのより細かいオススメの設定はまた別記事で紹介するので、ご期待下さい
※注意点として、誤操作で絞り値=F値が大きくなっていないかは定期的に確認してください。液晶画面にF3.5とかF1.8とかF~って数字が書かれてあると思いますが、これがF7.0以上とか大きい数字だと誤操作しています。コントロールホイールを反時計回りにくるくる回して数字を下げられるだけ下げましょう。慣れるまでは、いつでも最低の数値で大丈夫です
色の設定をやってみよう
さて、またまたスマホにしては画質が良いと評判のiPhoneとα6400で撮り比べてみました
参考までに、私は全くオススメしてませんが、CANONの売れ筋ミラーレス、EOS KISS Mもどうぞ
コロCAM的オススメミラーレスはこちら↓
https://korokorocam.com/best-mirrorless/
どれも初期設定です。率直にどう感じますか?
私?
うーん、現実に忠実な写真を目指しているのかもしれませんが、いくらなんでもSONY地味すぎって思いました!
最近の写真みたいに派手に盛るのが必ずしも良いとは限りませんが、それにしてもこれは流石にストイック過ぎる
こんなんじゃ、iPhoneやCANONのミラーレスの方がキレイって言われても言い訳出来ねぇぜ?
というわけで、ゴールを決めるためにまたパソコンで上のSONYの写真をちょちょいっと編集してみました
はい、こんな感じ↓
ん~、相変わらず美麗。編集サマサマですな
でも、初心者の方にとって編集ってハードル高いですからね
というわけで、今回もカメラ設定の変更だけでこれに近づけるよう頑張ってみましょう!
でも、本当にカメラの設定いじっただけでこんなんになるんかって?
まぁまぁ、見てくださいよ。最終的にはこんな感じになるから↓
きゃーっ、うっつくしぃ!!
さっきの編集した写真に似てますけど、前回同様カメラ設定いじっただけですからね、これね
今回設定を変更するのも、SONYに限らずどのミラーレスでもついている露出補正と色設定、それからホワイトバランス設定です
色設定はメーカーによって設定できる項目数や名前が違って、SONYの場合はクリエイティブスタイルっていう名前になります
じゃあ、さっそく変更していきましょう
ちなみに、今回の撮影に使ってるレンズはα6X00系にオススメのSONY SEL24F18Zになります
でも、高いのでSEL28F20とかもオススメですよ
SEL24F18Zの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel24f18z-review/
α6100やα6600、α7Ⅲにオススメの着けっぱなしレンズ比較はこちら↓
https://korokorocam.com/sel24f18z-sel28f20-sel35f18f-sel35f28z-sel55f18z/
1. クリエイティブスタイルを変更しよう
まず、色味の変更からいきましょう
メニューボタンを押して、クリエイティブスタイルを選択してください
なお、初期設定だとFnボタンからもクリエイティブスタイルにたどり着けるんですが、操作設定を変更していると項目が消え去っている可能性があります
今回は、設定に関わらず誰でも辿り着けるルートで説明します
微妙に名称が違うものの、どのメーカーでも概ね設定方法は変わりません
初期設定はスタンダードになっていますが、試しにビビットとニュートラルに変更してみると、こんな感じ↓
少し分かりにくいかも知れませんが、ビビッドが派手目でクッキリな色合い、ニュートラルが地味で素朴な色合いです
スタンダードがその中間くらいですね
他にもクリアーとか色々設定はあるんですが、基本はこの3つの色合いをベースにいじっていけば問題ありません
ただ、SONYは色設定が大味というか、微調整が効きにくい印象
ビビッドとかをベースに変更するのも試しましたが、最終的には無難にスタンダードを選択しました
というわけで、今回はスタンダードをベースに色を作っていきましょう
派手なのがええんやっ!って人はビビッドとかで全然問題ないですので、その辺は好みでお願いします
2. 露出補正を変更しよう
露出補正、要するに写真の明るさ調整ですね
ここが正直一番大事です。メニューから、露出補正を選択しましょう
この画面が開いた状態でコントロールホイールをくるくる回すか、左右を押すと露出補正を調整することができます
画面が連動して明るくなったり暗くなったりするので分かりやすいですな
プラスの方に進むほど写真が明るく仕上がります。ハイキー設定ってやつです
よく、F値の小さい明るいレンズ = 撮った写真が明るくなる と勘違いしている人がいるんですが、明るさの設定はここの露出補正で決まります
なので、レンズの明るさと出来上がる写真の明るさは通常は関係ありません
レンズが明るくなったので、写真も明るくなった!みたいなブログとかもたまに見ますけど、ひょっとしてそのカメラ、壊れてませんか?
話を戻して、先ほど選んだスタンダード設定の写真、露出補正を動かすとこんな感じになります↓
+3.0とかまでいくと、爆撃を受けた瞬間みたいになります。さようならっ、よつばちゃんっ!
ただ、これくらいの明るさを好んで使われている方もいるので、別にどれが正解とかはありません
草原とかで女性とか子供を撮ると幻想的な感じになるので、作品作りとかにはアリ。とはいえ、普段使うには使いにくいですけどね
今回は、普段でも使いやすそうな+1.3をベースに更にいじっていきましょう
で、ここで注目てほしいんですが、明るく露出補正を設定すればするほど、黒い部分や色の濃い部分も明るくなるため、全体が白っぽくなってしまいます
明るくする方が写真はキレイに見えますが、ここの調整が慣れないと難しいんです
参考までですが、黒猫とか黒寄りのモノを撮影するときが多いなら、+0.7~1くらいまでが無難です
人物とか白寄りのモノを撮影するときが多いなら、今回のように+1.3までいっちゃいましょう
というのも、細かい仕組みは省きますが、黒いモノを撮ると写真全体で黒い部分が増えますよね?
すると、カメラは写真全体の明るさが足りていないと勘違いして、写真をもっと明るくするように補正をかけてくるので、明るくなりすぎてしまうんですね
結果として、黒部分の締まりが無くなって、全体的にモヤっとしちゃうのです
今回は、+1か迷いましたが、派手目にしたかったので露出補正+1.3を選択しました
+1程度でも十分キレイなので、ここは被写体に合わせてお好みでお願いします
本音を言えば、露出補正だけでも被写体に合わせて操作できるようになると、グッと写真のクオリティが上がるので、練習してみても良いかも知れません
再びクリエイティブスタイルから微調整しよう
さて、次は露出補正によって淡い色になってしまった部分を、もう一度クリエイティブスタイルから調整おこなって濃くしていきます
スタンダードを選んだ状態まで再び画面を進めてください。メニューボタンを押して、クリエイティブスタイルを選択でしたね
で、スタンダードが選ばれている状態でコントロールホイール(十字キーですね)の右ボタンを押すと、更に3つの項目を設定できるかと思います
左から順番にコントラスト、彩度、シャープネスとなります
シャープネスは、その名の通り色の境を際立たせ、より画像をクッキリさせる設定です
ここは完全に好みなので、今回は触りません。クッキリした方がぱっと見キレイに見えますが、エッジが立ちすぎていかにも嘘くさくなるという諸刃の剣
個人的には、ほどほどがオススメです
ということで、残り2つのコントラストと彩度を触っていきましょう
まずオレンジの矢印。コントラストは、写真で明るく写ってる部分と黒っぽい部分の差を大きくしたり、小さくしたりする設定です
濃淡をつけることで、写真にメリハリを付けたり、逆にノッペリさせたりすることができるんですね
また、緑の矢印、彩度はその名の通り色味を濃くすることができます
どちらも、写真をキレイに見せるには欠かせない設定ですね
実際に、コントラストと彩度それぞれをいじるとこんな感じになります↓
どちらもクッキリした印象になるのは変わりませんが、コントラストだけを触った場合はクッキリ硬くなったなって感じ
一方、彩度だけを触るとクッキリ濃くなったなって印象を受けると思います
これまたどちらが良いとかはありませんが、彩度を上げ過ぎると人物撮影の時に顔が黄色くなりやすいです
また、コントラストだけを上げ過ぎると、北斗〇拳よろしく劇画タッチになるので、女性や子供の撮影には向きません
この辺を利用して、彩度を下げて逆にコントラストを上げると、男性をシブく撮影したりするのに良い設定になったりするんですが、まぁとりあえず今回は汎用性重視ですからね
ということで、良いとこどりになるようにコントラストと彩度、それぞれ+1にしてみました
結構ゴールが近づいてきました
でも、少し黄色味が強いと感じるので、最後の仕上げをやりましょう
ホワイトバランスの調整
最後はホワイトバランスの調整です
さっきの状態でもすでに十分キレイなんですが、もう少しマゼンタ色を強調させて、より自然な色合いになるよう設定しましょう
メニュー画面から、ホワイトバランスを選択してください
ホワイトバランスってのはまぁ、白い部分を撮ったとき、そこがちゃんと白くなるようにするための設定で、写真全体の色味の調整ができます
本当は白い壁だろうと、バーとかで雰囲気を出したいときはオレンジっぽくしたいときとかもありますよね?そういう設定を変更できる場所です
良く分かりませんか?まぁ、使う上で深く理解する必要はありません。いずれまた説明したいと思います
初期設定だと、AWBになっていると思いますが、ここはAWBで問題無し。上下にはいじらないでください
そのままコントロールホイールの右を押すと、調整画面が開きます
画面が開いたら、コントロールホイールの下を3回押すと、G-M: M0.75と言う表記になるかと思います
マゼンタ側に0.75寄せましたってことですね
これで、頬の色がうっすらピンクがかったキレイな色で人物撮影も行えます
もちろん好みなんで、ドラ〇ンボールのピ○コロさんのような肌色が良ければ、上ボタンを連打すればそれっぽくなります
今回は、左右のA-B側はいじっていないので、そちらは0のままで構いません
まとめ
以上で全ての設定が終了し、最初にお見せした写真の出来上がりです
本当はもっと暗部を引き締めたり、空や海で欠かせない青の色を強調したりしたいところですが、カメラの設定でできるのはここまでです
SONYのカメラはPanasonicよりは設定が細かいのですが、より複雑な設定を行いたければどうしても画像編集が必要になります
とはいえ、今回の設定だけでも多くのシーンに対応できると思うので、色々な場面で撮影してみてください
そして、慣れたらぜひアレンジを加え、自分なりの最高の設定を探してみてください。良い設定が見つかったら、教えてね!
いや~、コピペサマサマですわ
じゃあ、またね!
今回使用したレンズ、SEL24F18Zの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel24f18z-review/
α6100やα6600、α7Ⅲにオススメの着けっぱなしレンズ比較はこちら↓
https://korokorocam.com/sel24f18z-sel28f20-sel35f18f-sel35f28z-sel55f18z/
カメラ設定でこんだけ変わるなら、画質って何なの?って人はこちら↓
https://korokorocam.com/ichigan-vs-iphone/