オールドレンズについての記事も書いたことですし、たまにはマニュアルレンズのレビューでもしてみますかね
まぁ、本当はオールドレンズについても色々書きたいんですけど、状態がマチマチじゃないですか
「え、こんな描写するのうちの子だけなの!?きぃ、くやしぃっ!!」みたいになる可能性もあるので、ちょっとためらいます
とりあえず、新品で買えて状態も安心な現行マニュアルレンズから攻めていきましょう
というわけで、1発目はコシナ Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC(シングルコーティング)です
【オールドレンズ入門①】そもそもオールドレンズって何?って人はこちら↓
https://korokorocam.com/oldlens/
【オールドレンズ入門②】オールドレンズだけどオールドじゃない、そんなレンズはこちら↓
https://korokorocam.com/oldlens-new/
【オールドレンズ入門③】SONYのミラーレスでオールドレンズをAFで使う方法はこちら↓
https://korokorocam.com/oldlens-lm-ea7/
NOKTON classic 40mm F1.4 SCの作例その①はこちら↓
https://korokorocam.com/nokton-classic-40sc-sakurei/
NOKTON classic 40mm F1.4 SCの作例その②はこちら↓
https://korokorocam.com/nokton-classic-40sc-sakurei2/
外観や操作性 他
結構、オールドレンズ入門の記事で触れちゃったんですよね、こいつ
繰り返しにはなりますが、コシナは日本のメーカーであるものの、ZeissとVoigtlanderの商標使用権を持っているので、2社の名前を冠したレンズを製造しています
で、今回紹介するVoigtlander NOKTON classic 40mm、最新のレンズでもないですしマニュアルレンズなので、あんまり語ることは無いんですけど、見た目はチョーカッチョイイですよね、実際
主観ですけど、客観的であると信じられるほどカッチョイイ。眺めながら酒飲めますね
一方操作性、いかんせんサイズが小さいのであんまりよく無いです
ピントリングの動作自体はなめらかですし、絞り環のクリック感もステキなんですけど、マニュアルで使うにはちょっと小さい
AF化してしまえば、そこまで気にならないんですけどね
さすがに、これが大きくて重たいっていう人も居ないと思うのでサイズ重量の項目は省略しました
ちなみに、ややこしいですがVMマウント(ライカMマウント互換)のClassicシリーズは、今年リニューアルされた35mmと今回紹介する40mmの2種類
それぞれMC(マルチコーティング)とSC(シングルコーティング)が存在するので、全4種類(リニューアル前を含めたら6種類)です
35mmの方がより描写が乱れるとの噂
ただ、35mmは使ったことが無いので何とも言えませんが、40mmも十分荒れ狂ってるので、正直どっちでも良いかなと思います
お高いですが定番画角の35mm、財布に優しく標準画角に近づく40mm、感性を信じて好きな方を選びましょう
また、MCとSCも好みの範囲だと思うんですが、SCの方がより淡く寒色系に転びます
色味含めたレトロ感を求めるならSC、色味まで昭和なのは嫌ならMCがオススメですかね
なお、Eマウント版のNOKTON classicシリーズもあるんですが、SONYのミラーレスで使うにしてもAF化出来なくなりますし、他社ミラーレスで使えないしで、個人的にはVM版がオススメですね
機能性
ケラレてんじゃねーの?ってくらいの周辺減光はまたのちほど
最短撮影距離70cmと、ここもクラシック感を見事に再現しており、全く寄れません
そのままだと不便なので、個人的にはヘリコイド付きのアダプターを用意することをオススメしたいところ
ただ、コシナ純正のヘリコイドアダプター Close focus adapterにしろ、TECHART製のヘリコイド+AF化のLM-EA7にしろ、SONY Eマウント用しか無いんですよね
本家のライカのカメラで使うより、SONYのミラーレスで使う方が便利ってのも変な話ですが、仕方ありません
AF化は出来ないものの、サードパーティ製で良ければ、ヘリコイドアダプターは他のメーカーのミラーレス用もあるので、探してみてください
コシナもそうですが、事実としてミラーレスは現時点ではSONYが圧倒的に優遇されています
オールドレンズやマニュアルレンズのためにミラーレスを用意するなら、SONYをオススメするしかないってのが正直なところです
SONYのミラーレスでNOKTON classicをAFで使う方法はこちら↓
https://korokorocam.com/oldlens-lm-ea7/
ちなみに、ヘリコイドアダプターがあればここまで寄れます
最短撮影距離35cm程度まで近づくので、テーブルフォトでも使えるスペックに
せっかく明るいレンズですし、薄暗いバーとかでもぜひ使いたいところ
繰り返しになりますが、できればヘリコイドアダプターを用意しましょう
画質
まぁ、本物のオールドレンズよりレトロな描写
さっきもチラッと言いましたが、周辺減光とかやり過ぎちゃうの?ってくらいレトロっていうか、トイカメラレベル
ただ、絞れば別のレンズ?ってくらい描写が変わります
開放だと寒色系に転びやすいんですが、絞るとパープル寄りに転びやすいですね
まぁ、この辺は使用機種のオートホワイトバランスの挙動にも寄ります
全体の印象としても、解像度が一気に上がってキリッって感じに
周辺の光量落ちも完全には解消されませんが、今どきのAFレンズで絞り開放撮影したよりはちょっと激しいくらいにはなります
当然のようにボケもメチャクチャです
LM-EA7を使ってで35cmまで近づいて撮影しており、余計ボケが大きくなっているのもありますが、キレイな青線が入りやすいですね
ちなみに、F16まで絞った場合でも強い光源を入れると紫のゴーストが大量に出現
F8くらいまでは絞り形状がキレイな10角形なんですが、F16まで絞るとほぼ円になるため、ゴーストの形状も開放と合わせて3種類楽しめます。おとくぅ~
まぁ、こんなレンズを触ってると現代レンズの絞ったときと開放の画質の差なんて、本当誤差ですね
NOKTON classic 40mm F1.4 SCの作例その①はこちら↓
https://korokorocam.com/nokton-classic-40sc-sakurei/
NOKTON classic 40mm F1.4 SCの作例その②はこちら↓
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まとめ
Yahoo shoppingとかで普通に新品購入できるので、本当のオールドレンズと違って状態も問題無いですし、癖玉を存分に楽しめます
電子パーツも使ってないので故障もしにくいですし、VMマウント版なら全てのミラーレスに使えるので、リセールバリューも良い
オールドレンズの世界に足を踏み込んだら、とりあえず手に取ってみてほしいレンズですね
ではまた!
NOKTON classic 40mm F1.4 SCの作例その①はこちら↓
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NOKTON classic 40mm F1.4 SCの作例その②はこちら↓
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【オールドレンズ入門①】そもそもオールドレンズって何?って人はこちら↓
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【オールドレンズ入門②】オールドレンズだけどオールドじゃない、そんなレンズはこちら↓
https://korokorocam.com/oldlens-new/
【オールドレンズ入門③】SONYのミラーレスでオールドレンズをAFで使う方法はこちら↓
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