【商品レビュー】Panasonic マイクロフォーサーズ LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ~描写で魅せる銘玉~

 

どうも、コロCAMです

 

 

いきなりですが、ライカ(Leica)ってご存知ですか?

 

 

100年以上続くドイツのカメラメーカーで、カメラ好きなら知らない人はいない超名門ブランドです。まぁ、カメラ界のロレックスみたいなもんです

 

 

で、パナソニックとライカは技術提携をしているため、今回レビューするレンズのようにパナソニック製ではあるものの、”Leica” の名前を付けて販売されているレンズが複数存在しています

 

 

Panasonicの技術者インタビューによると、厳しいLeicaの基準を満たすため、同じ交換レンズでも、ルミックスの名前で販売しているレンズよりボケなどを含め、画質にこだわって作られているとのこと

 

 

確かに本商品からも美しく神々しいLeica的なオーラというかこう、スピリチュアルな何かを感じる気がしますあ、気のせいでした

 

 

ちなみに、SUMMILUX (ズミルックス)って名前が付いてますよね?ちょっと似てますがルミックスとは関係ありません

 

 

Leicaの純正レンズの中でも、F値1.4の明るいレンズにつけられる名称で、本レンズに同じ名前が付けられているんですね。おや?でも、このレンズ・・・F値1.7・・・。まぁ、その辺は適当なんでしょう

 

 

というわけで、画質にこだわったとされるパナソニック製ライカ、通称パナライカの実力をさっそく見ていきましょう!

 

 

マイクロフォーサーズのレビュー&作例一覧はこちら↓

https://korokorocam.com/mft/

 

 

外観・操作性

 

ライカを名乗っているので当然かもしれませんが、現行の純正ライカレンズを意識した見た目で、似ていると思います

 

 

まぁ、見た目は好みですけど、個人的には結構好きですね

 

 

シルバーとブラックが用意されているので、カメラに合わせた色が選べるのも良いですね

 

 

また、AFのマニュアル切り替えスイッチと、マイクロフォーサーズのレンズではめずらしい絞りリングがついていま

 

 

絞りリング、初心者にわかりやすくいうと、光を取り込む量 = ボケの調整を行えるリングなんですけど、絞り調節を理解すればかなり使い勝手の良いレンズになります

 

 

値の数字が小さいほどボケます。ただ、GF10の色設定のページにも書いたんですが、初心者の方は基本はオートのAにあわせておくか1.7にしておけば問題ありません

 

 

絞り優先モードの簡単な説明とカメラ設定をいじってキレイに撮る方法はこちら↓

https://korokorocam.com/gf10-setting-color/

 

 

集合写真などで前後どちらの人もボカしたくないシーンなんかでは数字を大きくする、程度の使い方で十分です

 

 

逆に、ここを理解していないと絞りリングはただの誤操作の原因にしかならないので、頑張って操作を覚えたいところですね

 

 

ただ、注意点としてこの絞りリングはPanasonicのカメラでのみ有効になります。残念ながら、Olympusのカメラの場合は機能しないのでご注意ください

 

 

絞りについてはまた別途記事を用意したいと思います

 

 

サイズ・重量

左が黒で、右が銀。どっちも格好イイから2つ買っちゃった、てへぺろの図

 

マイクロフォーサーズレンズの中でもパンケーキ系のレンズを除けばサイズ重量共に最小の部類

 

 

ただ、似た画角にLUMIX G 14mm F2.5 と改良型のLUMIX G 14mm F2.5 Ⅱっていうパンケーキレンズがあるんですよね

 

 

厚みがほぼ半分で済むので、冬のコートなんかに入れるには薄い方が当然有利。パンケーキとはいえ画質も相当良く、解像度に至っては十分互角レベル

 

 

改良版のⅡ型じゃなくて中古の初期型で良ければ、お値段も半分で済んじゃいます。ちなみに、改良版といっても見た目が変わっただけなので、描写とかAF性能とかは一緒です

 

 

F1.7の明るさとLeicaブランドを取るか、厚みと値段を取るか、悩ましいところですねぇ

 

 

画質

GM1 Panasonic LEICA SUMMILUX 15mm F1.7

 

絞りについてさっき軽く触れましたが、多くのレンズでは絞りの数値を大きくする = ボケない設定の方が画質が安定するという特性があります

 

 

もちろんやり過ぎると悪影響が出るんですが、このレンズの場合F4くらいの数値が一番解像度などの画質が高い状態になります

 

 

目を細めて目に入る光の量を減らすとより遠くが見えますよね?カメラのレンズも同じことが起こるので、絞る (= 目を細める) と画質が改善するんですね

 

 

ですが、このレンズ、上の写真の通り全く絞っていない開放状態であるF1.7の設定でも正直驚くくらい解像度が高いのです

 

 

確かに、F4の方がより良いのは間違い無いのですが、こんだけ元から画質が安定しているなら、特に初心者の方は別に絞らなくてもガンガン使っていけます

 

 

さっき、初心者の方はレンズの絞りリングをAか1.7にしておけば問題無いといったのはこういう理由からなんですね

 

 

GM1 Panasonic LEICA SUMMILUX 15mm F1.7

 

 

また、上も写真の通りボケも自然でなだらか。さすがLEICAの名前を持つだけはある描写性といったところでしょうか

 

 

いやー、すなおにオススメっすよ

 

 

GM1 Panasonic LEICA SUMMILUX 15mm F1.7 色の階調もしっかり記録

機能性

GM1 Panasonic LEICA SUMMILUX 15mm F1.7

 

F1.7と明るいレンズなので、薄暗いところでの撮影も雰囲気抜群に撮れます

 

 

また、このレンズメチャクチャ寄れる=近づいてもピントが合うので、上のバーや料理のようなテーブルフォトにも本当最適

 

 

料理に限らず、小物撮影なんかを考えている人にも超オススメです

 

 

ちょっとマニアックな話になりますが、この近くまでピントが合うってのは、交換式カメラとしてはセンサーサイズが小さめなマイクロフォーサーズの特性で、SONYやフジフィルム、CANONなんかのミラーレスより明確な優位性になります

 

 

カメラ選びの時にセンサーサイズについて調べた方も多いと思いますが、センサーサイズってデカけりゃ良いって話でも無いんですよね

 

 

ピントが合う速度も爆速です。広角寄りのレンズなのでそこまでシビアなAF性能が求められることは多くないと思いますが、ストレスなく普段から使えるレンズだと思います

 

 

まとめ

GF10 Panasonic LEICA SUMMILUX 15mm F1.7

 

普段使いにとても向いていて、所有欲も満たしてくれる便利な広角単焦点

 

 

スマホで撮るのと画角も近いので感覚もそんな変わりませんが、できあがってくる写真は比べ物にならないほど高品位

 

 

予算が許すなら、マイクロフォーサーズのカメラを使い続けるつもりなら、ぜひ手に取ってみてほしい1本ですね

 

 

GX7mk3とセットになっているモデルもあるので、GF系からのステップアップならそちらもオススメです

 

 

では、また!

 

 

本レンズの作例① モノクロ撮影してますか?はこちら↓

https://korokorocam.com/panasonic-leica-15mm-sakurei/

 

マイクロフォーサーズのレビュー&作例一覧はこちら↓

https://korokorocam.com/mft/