毎度、コロCAMです
2019年の8月末、初代フルサイズミラーレスのα7が発売されて6年近くが経とうとしていたこのタイミングで、Eマウントに1本のレンズが加わりました
SEL35F18F、フルサイズ対応35mm F1.8という今まで存在していなかったのが不思議な超定番画角の単焦点レンズ
待ちわびたというか、遅すぎぃっ!
良く分からないままフルサイズミラーレスデビューしてみたら、そこはGやZやGMと書かれた10万円超えのレンズしか存在しない、スペックに囚われた魑魅魍魎が徘徊するような地獄だった・・・
しかし!そんなあなたに天啓がっ・・・
って、無印なのに実売7万円?ちょっと待って、安くないじゃん!!
SEL35F18Fの作例① そうだ、神社へ行こう!はこちら↓
https://korokorocam.com/sel35f18f-sel85f18-sakurei/
SONY Eマウントのレンズレビュー一覧はこちら↓
https://korokorocam.com/e-mount/
外観・操作性
質感はツァイスでもGシリーズでもないので、SEL85F18FやSEL28F20とかの無印レンズと同等で、やや光沢のある金属外装です
ツァイスシリーズのSEL55F18Zとかと比べると、どちらかと言えばやや安っぽく、高級感は正直ありません
構造はシンプルですが、今どきのEマウントレンズらしくAF/MF切り替えスイッチとフォーカスフォールドボタンがついてます
外観や操作性に関しては、特筆することは無いかな
サイズ・重量
焦点距離35mmって万能戦士ですよね
スマホに近い画角でもあるせいで、見慣れてしまったインパクトの弱い無難な写真になりがちではありますが、広角過ぎることなく、そつなくいつでも対応できる画角です
私の場合、スナップやテーブルフォトなど普段使いに使いたいこともあって、この画角のレンズはサイズや重量が非常に重要
既にSEL35F28Zっていうパンケーキレンズが存在しているので、比べると小さくは無いんですが、十分普段から持ち出そうっていう気になるサイズです
同じ焦点距離のSEL35F14Zは大きすぎるし、SEL35F28Zは単焦点のわりに暗いし寄れないので、やっと出たかって感じです
画質
解像度は十分に高い印象で、無印レンズだから悪いということも無く、多くの人が満足いくレベルでしょうね
コントラストはSEL55F18Zとかほど強くはなく、少し淡白な印象を受ける描写です。線が細いってやつ?まぁ、好みでしょうけど私は好きですよ
一方で、ボケ方には結構癖を感じます
オールドレンズとまでは言わないですが、最近のSONYレンズにしては珍しいくらい癖があって、不思議なザワつき方をします
ZとかGMとか、名前付きのレンズと比べると、この辺で差別化しているのかもしれませんね
ただ、iPhoneでも一応ボケが作れてしまう今の時代、この個性は逆に武器じゃないかなと思ったり
AF性能や機能性
AFキビキビ爆速!寄れる!素晴らしい!以上!!
もう、本当そんな感じなんですけど、少しシンプル過ぎるので補足しますと、かなり寄れるので、テーブルフォトとかで相当有利です
この辺はせっかくなので、別記事でいずれ他のレンズと比較したいと思いますが、最初の一本、着けっぱなしの1本としては定番のSEL55F18Zより断然オススメですね
比較しました↓
https://korokorocam.com/sel24f18z-sel28f20-sel35f18f-sel35f28z-sel55f18z/
まとめ
出たばっかりの新商品なのに、今更特筆することも無い不思議なレンズ
在って当たり前、そんなレンズです
また、APS-Cで使用すればフルサイズ換算約53mm程度となるので、こちらもまたSEL55F18Zをフルサイズで使うような感覚で標準レンズとして使用可能です
もっとも、APS-C機での使用だけを考えれば、似た名前のAPS-C専用レンズ、SEL35F18があるので、わざわざ高くて大きいこいつを買わなくても良いかなと思いますが、こちらの方が寄れるんですよね
そこを重視するなら、APS-C専業でも選択肢に入るのかな?
もちろん、フルサイズ兼用の方やフルサイズデビューしてレンズに迷っている方には大変オススメの商品となっております。価格以外はね
ちなみに、これを安いと感じる方は既に立派な病気、自分はまだ大丈夫とか思ってたらダメですヨ
じゃあ、またね!
SEL35F18Fの作例① そうだ、神社へ行こう!はこちら↓
https://korokorocam.com/sel35f18f-sel85f18-sakurei/
SONY Eマウントのレンズレビュー一覧はこちら↓
https://korokorocam.com/e-mount/