【商品レビュー】マイクロフォーサーズ Olympus M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 ~寄れて万能な小型標準レンズ~

 

どうも、コロCAMです

 

 

記事にするのが非常に遅くなってしまったマイクロフォーサーズの標準レンズ、Olympus M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

 

 

マイクロフォーサーズで、最初に買うべき一本目のレンズは?と聞かれたら、個人的には総合的に見て、本レンズをおすすめしたい

 

 

私自身、マイクロフォーサーズで一番使っているレンズは多分コレです

 

 

というのも、25mm(換算50mm)って決して万能な画角では無いですし、スマホとかに慣れてるとむしろ画角が狭くて慣れるまで使いづらいんですが、マイクロフォーサーズの特徴として、APS-Cやフルサイズのミラーレスに比べるとボケがそこまで大きく無いんですよね

 

 

なので、利便性が高くてスマホ感覚で使える焦点距離12mmから17mmあたりの単焦点も超おすすめではあるものの、せっかくミラーレスを買ったなら、まずはスマホとは比べ物にならないボケの感動を味わってもらいたい

 

 

で、いきなり呪文を唱えて申し訳ないですけど、ボケの大きさは焦点距離÷F値で概ね判断できます

 

 

例えば、15mm F1.7のレンズと25mm F1.7のレンズを比べると、焦点距離が大きく違うので、F値が同じでも25mmの方がだいぶボケが大きいんですよ

 

 

いくつかのマイクロフォーサーズ単焦点で見てみると

 

 

M.ZUIKO 12mm F2.0 → 12÷2.0 = 6

LEICA 15mm F1.7    → 15÷1.7 ≒ 8.82

M.ZUIKO 17mm F1.8 → 17÷1.8 ≒ 9.44

M.ZUIKO 25mm F1.8 → 25÷1.8 ≒ 13.89

 

 

って感じでね

 

 

で、個人的には焦点距離÷F値の結果が12程度あれば、十分ボケてるなと感じます

 

 

まぁ、この辺は主観なんで、感じ方にはもちろん個人差があると思いますけどね

 

 

この記事内でも何枚か写真をアップしてるので、求めるボケ量かは見てみて下さい

 

 

ちなみに、焦点距離÷F値のことを有効口径って言うんですけどね、マジで覚えなくて良いですよ

 

 

というわけで、ボケも十分な万能小型単焦点のレビュー、いってみよー

 

 

マイクロフォーサーズの商品レビュー & 作例記事一覧はこちら↓

https://korokorocam.com/mft/

 

 

外観・操作性

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

ピントリングのみでシンプルな外観ですが、操作は特に問題はないですし、見た目も金属感溢れていて結構所有欲を満たしてくれる感じ

 

 

この辺がオリンパスは本当上手い

 

 

パナソニックは、物は良くても外観はプラスチック全開だったり、こう、もっとなんとかならんの?というか、なんとかなったでしょ?って思う時も多いんですよね

 

 

ぶっちゃけ、撒き餌代表のLUMIX 25mm F1.7は言うまでもなく、パナソニック製なのにライカ銘、通称パナライカ25mmよりも普通に質感は上だと思います

 

 

パナライカのⅡ型は手に取ったことが無いので、あくまで旧型の方との比較ですけどね

 

 

カメラって、趣味性も大事なんで、そういう部分も評価したいですね。ブラックとシルバー、2種類用意されてるのもポイント高め

 

 

バカだと思うかもしれませんが、私は2色とも買いました

 

 

サイズ・重量

 

他のセンサーサイズに比べ、マイクロフォーサーズの優位性の1つはやっぱり携帯性

 

 

そういう意味でも、ライバルと言えるLUMIX 25mm F1.7より一回り小さいのは大きなメリットですね

 

 

GF10とかの小型ミラーレスと組み合わせると、他社製品なのにこちらの方がサイズ感はしっくりきます

 

 

というか、GF10とかのキットレンズにはなってるものの、LUMIX 25mm F1.7が本体サイズに比べて正直ちょっとデカいんですよね

 

 

マイクロフォーサーズを選ぶ方は、サイズを重視されている人も多いと思うので、素直にここは大きなメリットだと思いますよ

 

 

画質

GM1S F2.0
一部切り出し

 

味付けが濃くて鬼のようにクッキリな描写が多いオリンパスレンズの割には、コントラストやや控えめで素直な描写

 

 

パッと見のインパクトはやや弱くとも、上の写真の通り植物の産毛までしっかりと捉えており、拡大しても破綻しない十分な解像度を誇ります

 

 

GM1S F1.8

 

また、夕闇の明暗描写も上手く、そして解像度が十分に高い割に硬すぎない描写。絶妙な塩梅です

 

 

描写の特性に関しては基本好みなので優劣は付けられないんですが、個人的感想を述べると繊細で非常に好きな描写ですね

 

 

GM1S F1.8 ISO250

 

明るい単焦点なので、夜の路地とかもラクラク対可能

 

 

レンズにもカメラ側にも手ブレ補正は付いていない条件で撮った写真ですが、適切な設定であれば全くブレる心配はありません

 

 

せっかくのミラーレス、スマホでは対応が難しい夜の写真くらい軽くこなしたいですよね

 

 

機能性

GM1S 25mm F1.8

 

マイクロフォーサーズの特性として、フルサイズとかより遥かに被写体に近づいてもピントが合います

 

 

そのため、上のようなテーブルフォトは非常に得意。ちょっとオシャレなカフェとかでも小さいレンズで気軽に撮れるので、普段使いにもとても向いていると思います

 

 

GM1S 25mm F2.0
GM1S 25mm F2.0

 

でまぁ、寄れることの他のメリットとして、寄れば寄るほどボケが大きくなるんですよね

 

 

だから、F値1.8という単焦点としては一般的なスペックでも、上の写真みたいに背景が完全にとろけてしまうような写真も撮れます。もちろん、被写体の大きさにはよりますけどね

 

 

あと、AF速度も文句なしで爆速。パナライカ 25mmとかは少しもっさりしてるので、その辺も比べると優位点ですね

 

 

もちろん、Panasonic製のカメラに装着しても全く制限など無く機能しますゾ

 

 

ライバル LUMIX G 25mm F1.7

 

発売が比較的最近なのと、キットレンズにもなってることもあって、明らかなライバルなのがLUMIX G 25mm F 1.7

 

 

価格という超強力なアドバンテージを持つLUMIX G 25mm F1.7に対し、質感やサイズ、解像度の高さといった描写の優位性で迎え撃つM.ZUIKO 25mm F1.8

 

 

先に大事なことを言うと、GF9やGF10を買ってキットレンズとしてLUMIX G 25 F1.7が付いていた場合、買い替える必要は全くありません

 

 

普通に、そのお金で別のレンズを買いましょう

 

 

まぁ、この2本はAF速度も互角ですし寄れる距離も一緒

 

 

ぶっちゃけ、好みの差だとは思うんですが、私ならサイズと質感に差額を出す価値を見出せるからM.ZUIKO 25mm F1.8を買うってだけの記事です、これ。はい

 

 

描写?やや柔らかいLUMIX G 25mm F1.7が好きか、クッキリ系のM.ZUIKO 25mm F1.8が好きかは人それぞれなので、優劣とかじゃなくて好みで選んでください

 

 

まとめ

 

というわけで、マイクロフォーサーズの定番標準単焦点のご紹介

 

 

え!まだ買って無いの!?

 

 

そんな当たり前のレンズの一本、後悔はしない性能なので、単焦点未経験の方もぜひ手に取ってみて下さいな

 

 

というわけで、商品レビューでした

 

 

またね☆

 

 

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