【商品レビュー】Panasonic マイクロフォーサーズ LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.~Ⅱ型も出たよ~

 

年末の忘年会ラッシュに加え、風邪まで引いて本当グダグダな今日この頃

 

 

皆さん、いかがお過ごしでしょうか

 

 

まぁ、それはさておきカメラの話をしましょう

 

 

毎度おなじみ、レンズ交換式カメラの中でも特にコンパクトなマイクロフォーサーズ規格

 

 

今回紹介する高倍率ズームであるLUMIX G VARIO 14-140mmもその例に漏れず、超コンパクト

 

 

他のメーカーを使っていない人からするとピンと来ないかもしれませんけど、基本的に高倍率ズーム、いわゆる便利ズームって結構でかいんですよ

 

 

具体的には、全メーカー見渡しても300gを切ってる便利ズームはマイクロフォーサーズだけ!

 

 

そんな軽量なのにズーム倍率も10倍と、欲張り性能!超便利!!

 

 

サイズ、重量ってのはやっぱりマイクロフォーサーズならではの利点ですからね

 

 

ちなみに、今年Ⅱ型が発売されました

 

 

ややこしいですが、Ⅰ型とⅡ型以外に旧型もあるので、Panasonicの14-140mmは3種類存在しています

 

 

Ⅰ型とⅡ型は見た目が一緒、旧型だけ明らかにデカいので簡単に見分けはつくんですが、名前が似ているのでオークションとかで中古を入手される際はご注意ください

 

 

この3種類の細かい違いについては、あとで改めて説明しようと思います

 

 

それじゃあさっそく、旅レンズにも最適な本レンズ、いってみよー

 

 

作例1回目、ニューヨーク編はこちら↓

https://korokorocam.com/panasonic-14140mm-sakurei/

作例2回目、宮島編はこちら↓

https://korokorocam.com/panasonic-14140mm-sakurei2/

作例3回目、メルボルン編はこちら↓

https://korokorocam.com/panasonic-14140mm-sakurei3/

 

 

外観・操作性

 

ずんぐりぽっちゃりボディ。高級感は無いですねぇ

 

 

操作性は、ズームリングは軽やかで良好。スイッチ類は手ブレ補正のオンオフスイッチのみとシンプルな構成となっております

 

 

んー、それ以外は特筆するようなポイントも無く、実用性重視のレンズです

 

 

ちなみに、上の写真はⅠ型のブラックなんですが、ややこしいことにⅠ型のブラックは2種類存在しています

 

 

上の写真は後から追加された光沢の少ないマットタイプブラック(KA)で、個人的には現行のカメラ側の黒色とも合わせやすく、おすすめです

 

 

発売も新しいので、製造が古いモデルに出会う可能性も低いですからね。というわけで、中古で買うときはご注意ください

 

 

見分け方としては、光沢のあるブラック(K)は14-140の文字が金色で、その下に赤い字でHDと書いてあるため、そこで判別するのが簡単ですね

 

 

というか、14-140はバリエーションが多く本当紛らわしいです

 

 

実は、旧フォーサーズ規格にも14-140があるので、中古で買うときは本当しっかり確認しましょう

 

 

14-140だからって適当に買うと、ババつかまされるかもしれませんぜ

 

 

ズーム状態

サイズ・重量

E-M10 mark Ⅱ

 

便利ズームとしては小さいので、オリンパスのE-M10系やPanasonicのGX7系ともサイズバランスは悪くは無いと思います

 

 

本体と比べると、ちょっとでかいかな~と思ったり思わなかったり。正直、G8やG99辺りと組み合すのがバランスは良いですね

 

 

また、重量は既にふれた通り265gと超軽いので、着けっぱなしでコンパクトデジカメのような感覚で使っても◎

 

 

なお、オリンパス機で使っても特に弊害とか無いのでご安心下さい

 

 

E-M10 mark Ⅲ

 

ちなみに、14-140のⅠ型ならシルバー(S)も存在しているんですが、めっちゃ光沢のあるシルバーなので、ボディがシルバーだとしても違和感爆発でしょう

 

 

上の写真の通り、ブラックでも本体との違和感は少ないので、個人的にはⅠ型のマットブラック(KA)かⅡ型(マットブラックしかありません)がおすすめ

 

 

とはいえ、この辺は好みですので、自分の感性を信じて選ぶのが吉です

 

 

 

なお、価格.comにもアップしていましたが、さすがにGF10につけるとレンズでっかっっ。って感じ

 

 

まぁ、とはいえ実用上は別に問題はありません

 

 

後述しますけど、手ブレ補正も結構優秀なので、手ブレ補正が無くて機材の軽量化に適したGF10とかにもむしろオススメのレンズなんですよね、こいつ

 

 

実際、私がカメラ初心者にマイクロフォーサーズをおすすめするとき、このレンズと広角~標準の単焦点1本の2本をとりあえず買うように進言しています

 

 

で、予算がまだあるなら次は広角ズームかなって感じですね。まぁ、それでだいたい撮れちゃいますからね

 

 

画質

GF10 + 14-140mm Ⅰ型 14mm F3.5

 

倍率10倍とは思えないほどにクッキリ

 

 

他のメーカーを使えば使うほど感じるんですが、マイクロフォーサーズのレンズって目が覚めるほど解像感の高いレンズが多いです

 

 

GF10 + 14-140mm Ⅰ型 140mm F5.6

 

倍率も10倍と高いので、どこかで破綻してもおかしくなさそうなんですが、広角側から望遠側まで十分安定した画質

 

 

絞らなくても画質が安定しているので、いつでも気にすることなく開放で使っていけるのは大きな強みですね

 

 

機能性

GF10 + 14-140mm Ⅰ型 46mm F4.9

 

これまたマイクロフォーサーズの特徴ですが、寄れるレンズが非常に多い

 

 

このレンズも例に漏れず、相当寄れるのでテーブルフォトや物撮りなんかも楽勝

 

 

E-M10markⅡ + 14-140mm Ⅰ型 30mm F4.4

 

AF性能も爆速ですし、AF-Cの向上目覚ましいGF9世代以降のPanasonic機なら、初心者の方はAF-Sは封印しても大丈夫なレベルに到達してます

 

 

一方で、F値は高くは無いので、夜とか光量が足らないシーンではさすがにもっと明るいレンズが欲しくなります

 

 

ただ、ノイズさえある程度許容できれば、本当に色々なシーンでこれ1本で対応できてしまう、まさに便利ズーム

 

 

ちなみに明るさに関してですけど、F値は20mmを過ぎたあたりでF4、35mmでF4.5になり、50mmを過ぎたあたりでF5と推移します

 

 

E-M10markⅡ + 14-140mm Ⅰ型 14mm F4

旧型とⅠ型、Ⅱ型の違い

 

まず、旧型。普通にデカいです。新品での購入はもう難しいですね

 

 

また、レンズ構成も違うので描写も異なります。開放値もF4スタートで、レンズ本体の色も独特

 

 

画質については旧型にもファンが要るんですが、サイズや手ブレ補正などの機能性を加味するとぶっちゃけオススメしません

 

 

機能面を求めず、重量やサイズなんてどうでもいいから価格を抑えたい方限定ですね

 

 

で、そんな旧型は置いておいて、肝心のⅠ型とⅡ型のちがいですが、スペックを見る限りレンズ構成など基本的な部分はⅠ型から変わっていません

 

 

メーカーが出しているMTFで判断してもコントラストや解像度などの画質は一緒

 

 

大きな違いは防塵防滴の有無くらい

 

 

ひょっとすると、コーティングなど他にも改良がある可能性もありますが、あったら宣伝してると思うので、多分無いんでしょう

 

 

というわけで、Ⅰ型とⅡ型を選ぶ基準は、防塵防滴に差額を出せるかどうかって話になります

 

 

個人的には、どの程度の防塵防滴かは分かりませんが、安心を買う意味でも価格に大差無ければ、当然Ⅱ型がオススメです

 

 

まぁ、防塵防滴って防水性能と違って明確な基準が無いので、各メーカーでも取り組み姿勢には相当なギャップがあります

 

 

ぶっちゃけ、Panasonicの防塵防滴はお守り程度だと思ってください

 

 

逆に言えば、安く見つけられたら別にⅠ型でも全然問題無いのかなって感じ

 

 

財布と相談しましょう

 

 

他のレンズとの比較

 

本レンズと競合しそうなレンズは、現行モデルだけに絞るとオリンパスから3本、タムロンから1本発売されており、計4本存在しています

 

 

この4本のうち、タムロン 14-150mm F 3.5-5.8 Di III Model C001オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6Ⅱの2本は、本レンズとスペックが似ています

 

 

でも、どちらもレンズ側手ブレ補正が付いてないんですよね

 

 

なので、他のスペックは大きく変わりませんし、使用カメラがボディ側の手ブレ補正が無いGF10とかの場合積極的にこの2本を選択する理由はあまり無いでしょうね

 

 

一方、カメラにボディ側手ブレ補正が付いている機種を使っている場合は話が変わってきます

 

 

オリンパスはズームの回転方向がPanasonicやタムロンとは逆回転なので、オリンパスのズームレンズがメインなら回転方向を合わせるためにも選択肢に入ってくるでしょう

 

 

レンズによって回転方向が違うとちょっと混乱しますからね

 

 

また、PanasonicのⅡ型同様にオリンパスも防塵防滴にも対応しています

 

 

多分、防塵防滴性能はオリンパスが上でしょうし、どこを重視するかですね

 

 

タムロンは、ボディが何であれ手ブレ補正も防塵防滴もなんもないので、基本は選択肢から除外で問題ありません

 

 

 

で、残りの競合2本なんですが、両方オリンパス製で重量が倍くらいあります

 

 

正直比較対象になるのか?というところですが、重量と価格が許容できるならどちらも魅力あふれるレンズ

 

 

Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3は、広角も望遠もより幅広く対応できる代わりに手ブレ補正はついておらず、重量も455gとヘビー級

 

 

ただ、広角側が12mmまで伸びており使い勝手は抜群ですし、1本で超広角から超望遠まで対応できてしまうのは大きな魅力。防塵防滴にもばっちり対応

 

 

それにしても、レンズ交換式カメラで倍率17倍弱のレンズってのは、もはやロマンのレベル

 

 

漢なら、大艦巨砲主義の夢が詰まったようなこのレンズを選ぶのもまた一興かもしれませんな

 

 

 

で、もう一本は同じくオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

 

 

12-100mmと比較的控えめな焦点距離であるものの、全域でF4の通しズームとなっており、これまたロマン砲

 

 

広角側も12mmの超広角スタートで、使い勝手も良好

 

 

解像度含めた画質も抜群ですし、このレンズは防塵防滴だけじゃなく強力な手ブレ補正も内蔵していて相当ハイスペックなんですが、その分重量も561gと相当なヘビー級

 

 

Panasonicの14-140mmと比べると2倍以上重たいんですよね。価格?もちろん、10万円オーバーとヘビー級ですよ

 

 

利便性も画質も捨てたくないって人は選択肢に入れてみてくださいな

 

 

実際私も使ってましたけど、驚くほど高解像ですよ

 

 

まとめ

 

せっかくの旅行だし、良いカメラを持っていきたい!

 

 

でも、コンデジは嫌だ!そして、デカくて重いのも嫌なんだ!!

 

 

そんなわがままを叶える本レンズ、旅レンズとしても、着けっぱなしの常用レンズとしても、超おすすめですよ

 

 

結構レンズの入れ替えが激しい私ですが、かれこれ数年手放せずにいるうちの1本のですね

 

 

以上、みなさんも体調に気を付けて良いカメラライフを!

 

 

作例1回目、ニューヨーク編はこちら↓

https://korokorocam.com/panasonic-14140mm-sakurei/

作例2回目、宮島編はこちら↓

https://korokorocam.com/panasonic-14140mm-sakurei2/

作例3回目、メルボルン編はこちら↓

https://korokorocam.com/panasonic-14140mm-sakurei3/