【プラモデル制作】タミヤ ドイツ軽戦車 38(t) E/F型 最終回 クリアカラー塗装&汚し塗装、トップコート、そして完成

 

毎度、コロCAMです

 

 

旧ザクの記事があまりに長くなってしまって反省しているので、今回は宣言通り3記事で完結

 

 

さぁ、完成までの流れをご覧あれ

 

 

ドイツ軽戦車 38(t)の初回記事、前編はこちら↓

https://korokorocam.com/tamiya-38t-tsukuro/

ドイツ軽戦車 38(t)の中編はこちら↓

https://korokorocam.com/tamiya-38t-tsukuro2/

 

 

 

まずは旧ザクでもやった色に深みを持たすため、クリアカラーで全体的にムラを作りながら塗っていきます

 

 

この工程、昔フィギュア塗ってた時に多用してたんですけど、ガンプラとか何にでも使えるんで超マジオススメ

 

 

あんまりやってる人い無さそうなんで、ぜひトライしてみて欲しい

 

 

今回は、エッジ部分をクリアブルー、面をランダムでクリアグリーンで塗って、後からサビ汚れや雨だれを表現するところをクリアオレンジで塗装しました

 

 

基本的には色相の近い2色、例えば紫なら赤と青、緑なら黄色と青、黄色ならオレンジと緑とかのクリアカラーを使うと違和感無く深みのある色合いを出すことができます

 

 

で、オマケで暗めにしたいところを適当にクリアブラックで薄く塗る感じですね

 

 

 

元はただの青っぽいグレーだったのに、複雑な色味が付与されたのが分かります?

 

 

後で汚しで隠れてしまうので、少々派手目にやるのがコツです

 

 

 

次はいよいよ汚し塗装です

 

 

今回はスミ入れを兼ねてウォッシングという手法を取ります

 

 

全体にエナメル塗料の茶色や黒系を薄めて塗りたくって汚れに見立て、不要部分をエナメル溶剤で拭き取っていくやり方です。スミも勝手に入るので、スミ入れは不要

 

 

ついでに、錆ダレや小傷も同じ茶色系のエナメル塗料で書き入れていきます

 

 

ちなみに、拭き取るときですが、広範囲を拭き取りたいときは大きめの筆に溶剤を付けて流し落とすのが最強。大まかに落としたら、ホコリの出にくい模型用の綿棒で慎重に調節していくと簡単にうまくいきます

 

 

なお、ティッシュとかで拭き取るのはホコリが付くのと細かいところに手が届かないので、正直微妙です

 

 

 

ウォッシングが終わったら、次はチッピング。要するに塗装剥がれの表現ですね

 

 

今回は、手間のかからないスポンジを使ったやり方でやっていきます

 

 

 

スポンジに艶消し黒のエナメル塗料を付けて、一度キッチンペーパーなどで拭き取った後、本体にポンポンと当てていきます

 

 

特に剥がれやすそうなところを意識してやるとそれっぽくなっていきます

 

 

 

ウォッシングとチッピングが終わった後はこんな感じ

 

 

やり過ぎると完全に廃車みたいになるので、汚し塗装はやり過ぎ注意

 

 

実際、本物の戦車って手入れもされてますし、そんなサビサビだったりしないですからね

 

 

模型的には、適度に汚れている方が見栄えが良いので、そこら辺は好みです。正解はありません

 

 

 

次は、汚れ塗装には欠かせないパステルで、錆汚れや土埃を補強していきます

 

 

以前は普通のパステルをヤスリで削って粉にして使ってたんですけど、今は各社から粉末が販売されています。値段はちょっと高いですが、労力考えたらこっちが良いですね

 

 

↓最初から粉のイカしたヤツ

↓普通のパステル。これはこれで色のラインナップが豊富なので便利

 

パステルって、要は鉛筆の芯の粉みたいなもんなので、そのままだと色は多少つきますが、固着しません

 

 

履帯部分はガッツリ汚したいので、アクリル溶剤(アルコールでも可)で溶いて塗っていきます。ちなみに、乾いてから修正効くので、超適当で大丈夫

 

 

今回は、黒とこげ茶を混ぜたやつを塗りました

 

 

 

乾いたら、不要なパステルをブラシで落としていきます

 

 

土が詰まりそうなところは控えめに落とし、地面と接触するところとかは、金属感が多少出るようにゴシゴシと

 

 

汚れ方に正解なんて無いんで、好きなようにやっちゃいましょう

 

 

 

次に、タイヤ周りと戦車下部を中心に土埃としてライトブラウンを、錆が浮きそうなところを全体的にオレンジとこげ茶でパステルを盛っていきます

 

 

履帯と違って、汚し過ぎないようにアクリル溶剤は使わず、直接粉を振りかけて、筆で払って少しずつ色をのせていきます

 

 

 

うん、良いじゃない?正直、これ以上汚すのは個人的にはあんま好かないので、この辺で止めておきます

 

 

 

次に、パステルを定着させるのと光沢調整のためにつや消しクリアーをふきます

 

 

ここからが重要なんですが、つや消しクリアーってガラス粒子が入っていて、表面をざらつかせることでスリガラスのように光沢をなくさせるんですね

 

 

で、その表面に微粒子を付着させる特性上、当然つや消しクリアーを吹くとコントラストと彩度が落ちるんですよ

 

 

なので、最後に上からかなり薄めた光沢クリアーをつや消しを吹いた後に吹きます

 

 

スリガラスに水をかけると、多少透き通って見えますよね?同じ理屈で、光沢を抑えつつ彩度とコントラストを回復することができます

 

 

最初から半光沢を吹けばいいと思うかもしれませんが、半光沢だと光沢寄り過ぎるのと、後から光沢クリアーを吹けば、エッジなど強調したいところだけ意図的に彩度とコントラストを上げることができます

 

 

光沢でもグラデーションを掛けられるってことですね。これもあんまりやってる人見ないので、ぜひ取り入れてみて下さい

 

 

 

というわけで、無事に完成しました

 

 

んー、やっぱ完成の瞬間は何とも言えない満足感がありますね

 

 

 

というわけで、タミヤ 軽戦車 38(t)でした

 

 

新しいキットだけあって、初心者に特におすすめしたい良いキットです

 

 

自粛が長引いてしまっている現状ですからね、ぜひプラモデルでも作って気晴らししてみてはいかがですか?

 

 

というわけで、またね☆

 

 

ドイツ軽戦車 38(t)の初回記事、前編はこちら↓

https://korokorocam.com/tamiya-38t-tsukuro/

ドイツ軽戦車 38(t)の中編はこちら↓

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