どうも、コロCAMです
なんだかんだ終わりが見えてきて、次回で制作記事は完了しそうです
主にカメラブログ(意図せずそうなった)なのに目を通してくださった方、もう少しだけお付き合いください
でまぁ、今回は汚し塗装なんですが、ダメージ表現も特に行ってない(弾痕とかパーツエッジのキズとか)ので、キレイめに仕上げたいと思います
前回:制作編⑨ 部分塗装~後編~↓
https://korokorocam.com/zaku1-tsukuro9/
最初の記事:制作編① 導入・開封の儀↓
https://korokorocam.com/zaku1-tsukuro/
まずスミ入れ
ペンタイプとか色々ありますけど、なんだかんだ薄めたエナメル塗料を毛細管現象によって流し込んで使うのが一番楽
こんな感じで、筆でスジ彫りに触れるだけで勝手に流れていくので、はみ出したところをあとからエナメル溶剤で拭くだけ
肩パーツで使った黄色いマスキングの残骸が見えてますが、気にしないでください
コツは薄めに作ることと、必ずしも黒色である必要は無いことですね。私、真っ黒あんまり好きじゃないので今回もジャーマングレーです。白いパーツに、赤とか青を流しても面白いですよ
ちなみに、エナメル塗料はプラスチックを劣化させるため、塗装によるコーティング済みなら大丈夫ですが、透明なパーツとかは細かいヒビで濁ったりするので、使うのを避けた方が無難
あと、無塗装のパーツに多量に塗ると割れやすくなるんですが、スミ入れ程度ならよっぽど大丈夫です
今回はやりませんが、ウォッシングと言ってスジ彫り関係なくパーツ全体にエナメル塗料を塗って、ムラを残しながら拭き取ることで汚れとかを演出する手法があります
そこまでやるなら、クリアースプレーで構わないので、なんらかのコーティングを先にすることをオススメします
続いてドライブラシ。エッジを目立たせるための技法ですね
筆にエナメル塗料を付けて染み込ませ、ティッシュなどで限界まで拭き取ります。頑張って拭き取っても、少しは塗料が残った状態になるので、それをパーツにこすり付けていきます
初心者だとほぼ100%拭き取りが足りずパーツに色が付きすぎるところまでがお約束
まぁ、失敗してもエナメル溶剤で拭き取れば良いだけなので、恐れずにいきましょう。一緒にスミ入れも拭き取るとこまでがお約束ですんでね
基本的にはパーツより明るい色のグレー系を使うのが無難ですが、ザクⅠのキットは突起も少ないですし、インパクトが欲しかったのでシルバーにしました
こすりやすいよう、上の写真のように筆はカットしておきます
かなりドアップしてるので実際はこんなに目立ちませんが、左がドライブラシ後で右が何もしてない状態
辺や角にシルバーが入ってクッキリ感が増しているのが分かるかと思います。
スミ入れが凹みを目立たせる技法で、ドライブラシが凸を目立たせる技法なので、セットで行いましょう
ちなみに、昔は筆も結構ちゃんとしたやつを買ってたんですが、ズボラゆえに手入れが雑なせいで、簡単に毛羽立っちゃうので、寿命があまり長く無いんですよね
なので、今はアマゾンで60本とか100本セットとかで売ってる使い捨てのものを使ってます
色々な塗料を使う時もイチイチ洗わなくて済みますし、ドライブラシとかもそうですけどカットして使うことも多いので、これが楽ですね
スミ入れとドライブラシが終わったらデカールを貼ります
あぁ、もっと汚したい!と思っても、先にデカールを貼らないとデカールを貼ったところだけキレイ、違和感が凄いぜベイベーって感じになります
さきほどチラッと触れたウォッシングや、塗装の剥がれを表現するチッピングという技法までやるつもりだとしても、先にデカールを貼りましょう
デカールは段差が目立たない、水転写タイプのものが一般的というか、塗装するならほぼ一択です
バンダイから純正も出てますが、すぐ市場から無くなるので、気になったものはとりあえず買っておくべしです
また、戦車とか戦闘機、バイクとかのプラモデルだとだいたい水転写デカールがついてますが、使わなかった分も捨てちゃダメ、絶対。きっと何かの役に立つから・・・
水転写デカールもメーカーによってクオリティにかなり差があって、カルトグラフ製なんかは高品質で有名ですが、シール単体だと値段がががって感じ
他だと、色々使いましたけど、HIQから出てるコーションデカールが程よい耐久度と粘着力で相当クオリティが高くて価格も良好、おすすめですね
あと、開封済みだとデカールシート同士がくっついちゃうことがあるので、上の写真みたいにファイルを用意しといた方が良いです
仕事でもプラモデルでも、私は出し入れが楽なコクヨのNOViTAのポケットブックタイプを愛用しています
でまぁ、貼りたいデカールを水につけて貼っていくわけですが、曲面パーツに貼る場合、デカール軟化剤は必須
上の写真左、マークソフターってかかれたやつですね。年季入っててなんか汚いですけど、キニシナイ
また、古いデカールは接着力が落ちている場合があるので、デカール接着剤もできれば用意しましょう
こちらは右のマークセッターってやつですな
デカールは、貼り方のコツとかを書いてると軽く1記事くらいになっちゃうので、細かいところはまた機会があれば説明したいと思います
話を戻して、どんなデカールを貼ろうか手持ちのファイルを眺めてたんですが、カッコイイデカールばかりで、全然ダサカッコイイに相応しいのが無い
こういう時は、積みプラを開けて良いのが無いか確認するに限ります
でまぁ、世露死苦くらいのダサい感じが欲しいんですが、そんなんあるかなぁ・・・
と探すこと幾星霜、見つけました。旧日本軍の主力戦車、九七式中戦車に付いてたデカール、これだ
こう、天とか神とか、悪即斬とかだと中二病みたいでダサすぎるんでNGなんですが、見てください、このデカール
乃
パッと見だと意味も分からんし、部隊番号かな?くらいのノリで、バッチリですわ
というわけで、乃、入りました~
そのままだとキレイに貼れないので、デカールを貼った上からマークソフターを塗ります
なお、付属のキャップ筆は硬いし面を塗るのに適していないので、普通に筆で塗る方が良いですよ
とまぁ、こんな感じでHIQの普通にカッチョイイデカールと、ちょっとダサい乃のコラボが完成
他の部位も、全体のバランスを見ながら適当に貼っていけばOK
次回は、いよいよ制作編の最終回
じゃあ、またね☆
前回:制作編⑨ 部分塗装~後編~↓
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最初の記事:制作編① 導入・開封の儀↓
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