どうも、コロCAMです
なんか欲張りな題名で恐縮ですが、SEL35F18Fも登場し、Eマウントのレンズもかなり充実してきたと思います
APS-C専用レンズはそこまででも無いですが、フルサイズに限定していえば、既に一通りのシーンに対応できるくらいの商品ラインナップになっているのではないでしょうか
APS-C専用もフルサイズ開発のため見捨てられていたかと思えば、突然超望遠レンズとF2.8通しの標準レンズが発表され、これからのAPS-Cレンズの充実にも期待大です
で、そんなSONYに踊らされるように、財布の中身と引き換えに私の手元にも数多の煌めくレンズたちがいます
今日はどのレンズにしようかな、なんてデート前の女子みたいなウキウキ気分で毎回持ち出しレンズを決めてるわけですが、女子じゃなくておっさんだし財布は大打撃だし、ええんかこれ
まぁ、そんなわけで手持ちレンズも増えてきたことですし、どんな場面でも汎用性高く使えるベストオブ着けっぱなし単焦点レンズはどれなのか!?を決めてみようじゃありませんか
SEL24F18Zの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel24f18z-review/
SEL28F20の商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel28f20-review/
SEL35F18Fの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel35f18f-review/
SEL35F28Zの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel35f28z-review/
SEL55F18Zの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel55f18z-review/
SONY Eマウントのレビュー&作例一覧はこちら↓
https://korokorocam.com/e-mount/
候補紹介
【参加条件】重量300g以下、フルサイズ換算24~55mm、AF対応単焦点
今回は、軽くコンパクトで気軽に持ち出せること、そこそこ汎用性のある画角であることを重視し、厳正な審査を行った結果以下の5本が残りました
SEL24F18Z、SEL28F20、SEL35F28Z、SEL35F18F、SEL55F18Z
1本APS-C用のSEL24F18Zが混ざってますが、APS-Cメインの人にもフルサイズメインの人にも参考になればと思って入れてます
ちなみに、上記条件で調べてみると300g以下のレンズは思いのほか少ないです
フルサイズ対応となると、上記の他はザ・撒き餌レンズのSEL50F18FとマクロレンズのSEL50M28しかない状況
同条件でのAPS-C専用レンズは、そもそも種類が少なく、パンケーキレンズ2枚とマクロレンズ1本、あとはSEL35F18くらいってところです
α9がバッテリーSDカード込みで673gですので、本体とレンズ合わせて1kgを切る組み合わせは少ないですね
α6400だとバッテリーSDカード込みでも403gですので、当たり前ですが携帯性ではやはりAPS-Cが有利です
本当は重量がかなりオーバーしますが、評判の高いSEL24F14Zとか入れたかったのですが、持ってないので無理でした。高いし
では、さっそく比較していきましょう
主要スペック
レンズ(焦点距離順) |
最大径×長さ(mm) | 重量(g) | 最短撮影距離(m) | 最大撮影倍率(倍) |
フルサイズ対応 |
SEL24F18Z | 63×65.5 | 225 | 0.16 | 0.25 |
× |
SEL28F20 | 64×60 | 200 | 0.25 | 0.16 | 〇 |
SEL35F28Z | 61.5×31.5 | 120 | 0.35 | 0.12 | 〇 |
SEL35F18F | 65.6×73 | 280 | 0.22 | 0.24 | 〇 |
SEL55F18Z | 64.4×70.5 | 281 | 0.5 | 0.14 | 〇 |
特筆すべき良ポイントは赤字にしてあります。こうやって比較すると、パンケーキレンズであるSEL35F28Zの小ささが際立ちます
時点でSEL28F20が小さいですね。他の3本は写真の通り似たような感じです
AF速度
ピントが合う速度も快適なお気楽撮影には欠かせない要素です
ボディ性能による差が大きいんですが、レンズによってもAF性能は大きく左右されます
ですが、今回レビューする5本に至っては、どれもα9やα6400での動体撮影に対応できるくらいにAF速度は高速
正直、AF性能にはウルさい方だと自負してますが、この5本に関して言えばどの商品をチョイスしても後悔はしないでしょう
最短撮影距離と最大撮影倍率
カメラを日常で使う上で大事な性能の一つに、被写体にどれだけ近づけるかと、どれだけ大きく写すことができるか、があります
最短撮影距離と最大撮影倍率ってやつですね
普段使い用の気軽な万能レンズっていう立ち位置なら、画角と並んでメチャクチャ重要ポイントです
ハッキリ言って、寄れない広角&標準レンズとか不便なんですよ
上の表のとおり、APS-C専用ではありますが、SEL24F18Zが最も有利で、次点はフルサイズ対応SEL35F18Fになります
では、実際の使用感がどんな感じになるか見ていきましょう
もちろんそれぞれのレンズで撮った写真はありのままのサイズで、トリミングはしてませんよ
※なお、以下の検証はどれもAPS-C機であるα6400で撮影しているため、フルサイズ対応レンズをフルサイズ機で撮影すると砂時計はもっと小さく写ります。具体的には、0.666・・・倍。ご注意ください
SEL24F18Z(APS-C専用)
初代フルサイズミラーレスのα7よりも発売が古く、まだAPS-C機しかなかった頃から存在しているEマウント初のZeissレンズです
そんなわけで、当然こいつはAPS-C専用となりますので、フルサイズ機で使用するには微妙。APS-Cメインの方向けになります
それにしてもこのレンズ、スペック通り相当寄れます
ちなみに、フルサイズ対応のお高いSEL24F14GMの撮影最短距離は0.24mなるので、この辺のスペックはこちらが優位
また、レンズの性質上寄るとボケるので、場面によってこちらの方がボケるでしょうね
フルサイズ換算36mm相当で気軽に使いやすい画角ですし、サイズも良好
発売から時間は経っていますが、SEL24F14GMと比べたとしても、値段とサイズが少しネックはありますが、心からオススメできる1本です
SEL24F18Zの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel24f18z-review/
SEL24F18Z 作例① そうだ、神社へ行こう!はこちら↓
https://korokorocam.com/sel1018-sel24f18z-sel18135-sakurei/
SEL24F18Z 作例② そうだ、田子坊へ行こう!SEL24F18Z編はこちら↓
https://korokorocam.com/sel24f18z-sakurei2/
ちなみに、最短撮影距離16cmのはずなのに、上の写真だと7cmくらいまで寄れてますが、最短撮影距離は被写体からセンサーまでの距離ですので、間違ってません
細かいですが、レンズの長さが約6.5cm、マウント部からセンサーまでの距離(フランジバックって言います)がEマウントは2cm弱なので、あわせて約8.5cm。最短撮影距離の16cmから引くと、大体7cmで計算が合いますよね
SEL28F20
スペック全般が地味なうえ、広角レンズなのに重要な周辺画質がイマイチってレビューがあったりするせいか、専用コンバーターが2種類も用意されていたりする割に、正直存在感が薄いレンズです
ただ、言われるほど周辺画質が悪いわけでも無く、少なくとも初心者の方が気にするレベルではないと思いますし、値段もEマウント純正レンズにしては安くF値も悪くない
めちゃくちゃ寄れるわけでもないので、料理とかを大きく写すのは得意ではないですが、最短撮影距離も長すぎるってほどでもない。コスト重視なら結構良いレンズだと思います
ちなみに、フルサイズ機で使用するとiPhoneとおんなじ画角になります。そのため、何も考えずに撮影するとボケ感以外はインパクトの薄い写真になりがちです。これも存在感を失わせる一因か
もっとも、幅広いスマホに採用される画角ですので、記録撮影目的なら使い勝手が大変良い焦点距離なのもまた事実
APS-Cで使用する場合、42mm相当の画角になり、広角寄りの標準レンズといったところで、こちらも使い勝手は悪く無い
50mmだと狭いけど、スマホより少し被写体を際立たせたいときに丁度良い、そんな感じなのでAPS-Cでもオススメです
また、APS-C機で使用すると、周辺部分がカットされるので弱点の1つが消えるという利点もあります
あと、マニュアルでピントを合わせるとオートよりも寄れるという謎性能付きです
SEL28F20の商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel28f20-review/
SEL35F28Z
初代α7と同時に発売された、最古参のEマウントフルサイズ対応レンズです
控えめなF値のレンズは名玉が多いっていう説がありますが、このレンズもコントラストと解像度の高い描写には定評があります
また、フルサイズ対応とは思えない圧倒的なコンパクトさで、携帯性を重視したいときはとても良い選択
APS-C専用レンズと比べても、これより大きなレンズの方が主流ですからね
F値が劣るとはいえ、APS-C専用レンズのSEL35F18より小さいですし、サイズ最優先なら、これで決まり
ちなみにAPS-C機で使用すると、約53mmと後で紹介するSEL55F18Zをフルサイズ機で使うのと似たような感じになります
SEL55F18Zの単体レビューで記載した通り、APS-Cでの使用だと1本で済ますには初心者の方にとっては微妙な画角になってしまいますが、望遠寄りが好きならアリだと思います
SEL35F28Zの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel35f28z-review/
SEL35F28Z 作例① Maker’s Pierって知ってる?はこちら↓
https://korokorocam.com/sel35f28z-sakurei/
SEL35F18F
発売されて間もない35mmフルサイズ対応レンズです
画角に関してはSEL35F28Zと同じですが、こちらの方が明るくて寄れるため利便性は遥かに上です
お互いにメリットデメリットがはっきりしてるので、優先すべきものをしっかり検討して選ぶと良いでしょう
また、この2本は描写にかなり差があるので、撮り比べてみて描写で決めても面白いかもしれません
SEL35F18Fの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel35f18f-review/
SEL35F18F 作例① そうだ、神社へ行こう!SEL35F18F & SEL85F18編はこちら↓
https://korokorocam.com/sel35f18f-sel85f18-sakurei/
SEL55F18Z
正直、画角的に入れるかどうか迷ったのですが、定番中の定番なので比較しておきます
個人的には、このレンズは単体レビューでも記載しましたが、万能レンズの皮をかぶったクセモノだと思っています
作品づくりとか、目的をもって使う分にはとても使い勝手が良いレンズです。認めます
でも、単焦点に慣れていない初心者の方が何となくこれ1本だけで出かけるのは、画角も狭い上に寄れないので間違い無く不便
SEL85F18やSEL135F18GM同様、場面を選んで使う方が輝くレンズだと感じますね
SEL55F18Zの商品レビューはこちら↓
https://korokorocam.com/sel55f18z-review/
SEL55F18Z 作例①はこちら↓
https://korokorocam.com/sel55f18z-sakurei/
まとめ
みんな違って、みんな良い!
なんて言葉はありますが、悲しいけどみんな良くても状況によって優劣はありますからね、ちゃんと結論を出しましょう
勘の良い人は文章から推測できると思いますが、私の中でサイズや諸々のスペック、画角を総合して判断した結果・・・
私が選ぶ第一回ベスト着けっぱなしレンズは
APS-Cで使うなら!
ベストはSEL24F18Z、コスト重視ならSEL28F20
フルサイズ機で使うなら!
ベストはSEL35F18F、サイズ重視ならSEL35F28Z、コスト重視ならSEL28F20
という結論で締めくくりたいと思います
まぁ、最初から結論ありきだったのがバレバレですけど、レンズ選びの参考になりますように
ではまた!
SEL24F18Zの商品レビューはこちら↓
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SEL28F20の商品レビューはこちら↓
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